駅弁の東海軒

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元祖鯛めし誕生秘話



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明治、大正、昭和、平成と続くスーパーロングセラー弁当「鯛めし」

「上等御弁当鯛飯」と名付けられたその上紙に、踊る鯛が描かれた元祖鯛めしが誕生したのは、明治30年のこと。以来その伝統の味は時代を超えて受け継がれ、平成の今も変わらぬご愛顧を頂き、東海軒一のスーパーロングセラー弁当となっています。

偶然から生まれた「鯛のご飯」

ときは明治25年。静岡の街を襲った大火の後片付けに追われる日々の中。これは東海軒の前身、加藤弁当店に起きた出来事です。ある日、馴染みの魚屋が主の見舞いにと甘鯛を置いていってくれました。ちょうど甘鯛の漁期であったことからそれは毎日のように続いたのですが、この魚は煮ると身がボロっとくずれてしまい、折り詰めや商売には使えないため、もっぱら家族の食事に。ご飯の上にこのボロボロをかけると、その甘い味付けと軽い舌触りが子どもたちに大好評で、喜んで食べてくれました。 ある時、鉄道の高官が子ども連れで主の見舞いに来てくれました。そこでご馳走を用意したのですが、子どもは嫌がって食べないのです。そこで、甘鯛の煮くずれをふりかけたごはんを「鯛のご飯」と言って出したところ、とても喜んで食べ始めたのです。かねがね子ども向きの汽車弁をと考えていた主はこの話を聞いて、これだと思いついたのです。

鯛めし弁当

そして100年を越えた今へ

板前の研究はこの日から始まりました。そして完成したのが「上等御弁当鯛飯」。経木の小柄な長方形の容器に桜飯に鯛そぼろをまぜたご飯を盛り、さらにその上に鯛そぼろをのせたその弁当は、発売と同時に大当たり!数年後には静岡の名物として当時の紀行文に紹介されるほどに。まさに偶然から生まれたヒット商品でした。 それにしても、この明治の小さな出来事が、大正、昭和、平成の現代まで、100年を超えるスーパーベストセラー弁当を生むことになろうとは…。

鯛めし弁当のパッケージ写真


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